


「和紙の伝統を途絶えさせたくない」
「和紙を継承するためにはどうすればいいの?」
などの考えをお持ちではないですか?
現代では、和紙の需要低下や後継者不足で衰退が続いています。「このままでは伝統が途絶えてしまう」という危機を感じている方はたくさんいるでしょう。
そこで今回は、和紙の伝統を継承するために何をすればいいのか。そして、実際に行われた和紙の継承プロジェクトについてご紹介します。
和紙業界に携わっている方や継承プロジェクトの内容が気になる方は、ぜひご一読ください。
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和紙の伝統を継承するためには、何をすればいいのでしょうか?
インターネットで後継者を募集したり、SNSで情報を発信したりなど、いろんなやり方がありますよね。
しかし、今回この記事でご紹介させていただくのは、『クラウドファンディング』という方法です。今この記事を見ている方の中には、クラウドファンディングという言葉を初めて聞いた方がいると思うので、簡単にご説明します。
クラウドファンディングとは、まずインターネット上で自分が始めたい事業プロジェクトや新商品開発について発表します。そして、そのプロジェクトを「応援したい」と思ってくれた人々から資金を集めるという仕組みです。
もし和紙のプロジェクトで注目を集めることができれば、和紙を使った製品の需要が増える可能性がありますし、和紙に興味を持つ人が増えます。その他に、後継者になりたい人が現れたり、集まった資金を後継者育成の費用に充てたりすることもできるでしょう。
クラウドファンディングを使えば、和紙の伝統を継承するチャンスを掴めるかもしれません。
クラウドファンディングのさらに詳しい解説は、【関連記事】にある『伝統工芸を守るために!〜クラウドファンディングを使った新しい活動〜』に記載されています。詳しく知りたい方は、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?
和紙の継承プロジェクトの内容がどんなものなのか、気になりますよね?
ここからは、クラウドファンディングで実際に行われた和紙の継承プロジェクトを3つご紹介します。
【クラウドファンディングで集まった支援の金額:約37万円】
まず1つ目は、『千年婚姻届』という和紙の婚姻届です。
使われた和紙は、島根県浜田市の職人が作る「石州和紙」。石州和紙は“千年経っても形が残った”という実績を持つほど、耐久性に優れています。
この石州和紙を使い、複写式で生涯手元に残せる千年婚姻届を制作しました。
通常の婚姻届の下にカーボン紙と千年婚姻届を敷き、文字を書いて複写します。通常の婚姻届の方は役所へ提出し、千年婚姻届は記念として手元にずっと残すことができます。
「夫婦になる瞬間」の証を思い出として残せる、心温まる和紙プロジェクトです。
こちらのプロジェクトの内容をもっと詳しく見たい方は、下記のURLからぜひチェックしてみてくださいね。
https://camp-fire.jp/projects/view/310092?list=search_result_projects_popular_page6
【クラウドファンディングで集まった支援の金額:約146万円】
2つ目は、『糸落水ガラス障子シート』という和紙のガラススクリーンシートです。
このシートの素材は、和紙と糸のみを組み合わせた「糸落水」というものです。実行者の一瀬浩基さんが勤める金長特殊製紙株式会社が、独自で開発した素材になります。
糸落水ガラス障子シートは適度に目隠しができ、外からの日差しを部屋に優しく取り込めてくれます。「外からの視線が気になるけど、カーテンをずっと閉めておくのはイヤ」という人におすすめです。
その他に、糸落水が持つガス吸着効果のおかげで部屋の空気を和らげられたり、窓ガラスの大きさに合わせてカットすることができます。貼るときは、水にジャポっとつけるだけで窓ガラスに張り付けられるので、跡が残る心配はありません。
私たちの普段の生活に手軽に取り入れられる、魅力的な和紙の商品です。
下記のURL先にはさらに詳しい内容やたくさんの写真が載っていますので、気になった方はご覧になってみてはいかがでしょうか?
https://www.makuake.com/project/itorakusui2019/?from=keywordsearch&keyword=和紙&disp_order=22
【クラウドファンディングで集まった支援の金額:約105万円】
3つ目は、『時伝(ときづて)』という和紙の腕時計です。上の写真を見ると、文字盤部分が和紙で作られているのがわかりますよね?
文字盤部分は、福井県越前市の「越前和紙」を使用しています。越前和紙の伝統工芸士である岩野市兵衛さんの手によって作られた、シンプルを極めたデザインです。
和紙を普段の日常で身に付けられるので、他の腕時計とは一味違う特別さを感じますね。現代のファッションに馴染みやすく、流行に左右されない伝統と品格が伝わる腕時計です。
越前和紙の色は「無垢」「柿渋」「墨色」の3種類があるので、気になった方は下記のURLからチェックしてみてくださいね。
https://www.makuake.com/project/igattacolletti04/?from=keywordsearch&keyword=和紙&disp_order=40
和紙を継承するために何をすればいいのか。そして、実際に行われた和紙の継承プロジェクトについてご紹介しました。私たちが想像する一般的な和紙とは違う、革新的な商品ばかりでしたね。
上記のようなプロジェクトをきっかけに、生活の中に和紙を取り入れる人が増えたり、後継者が現れたりする可能性があります。
もしあなたが、この記事を見て
「和紙や伝統工芸を継承するために何か行動を起こしたい」
「クラウドファンディングを使って自分のやりたい事業やアイデアを発信したい」
という考えをお持ちになりましたら、ぜひRSSへご相談ください。
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「和紙の伝統を継承するには何をすればいいの?」という考えをお持ちですか?この記事では、和紙を継承するためのチャンスを掴む方法や、実際に行われた和紙のプロジェクトをご紹介します。