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    2021 8.
    5

    【Apple】コレクティブインパクトによって大躍進を遂げた企業の成長ストーリー

    スタートアップ
    筆者

    現在、注目を浴びている企業の下積み時代がを知ることで、大きな夢を描き、目標を達成するためのノウハウを学んでいきましょう。本記事では、近年注目されているコレクティブインパクトという考え方を取り入れて成長した「Apple」について紹介します。

    矢印

    現在、注目を浴びている企業の成長ストーリーを知っていますか?どの企業も過去には下積み時代があり、さまざまな挑戦や工夫をして結果を出しています。大きな夢を描き、目標を達成するために、活躍している企業のノウハウを学んでいきましょう。

    本記事では、近年注目されているコレクティブインパクトという考え方を取り入れて成長した企業「Apple」について紹介します。

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    成長の原動力となるコレクティブインパクト

    最近では企業や組織の枠を超えて協力することが、可能性を広げると考える人が増えてきました。そこで注目されているのがコレクティブ・インパクトです。コレクティブ・インパクトとは、共通するビジョンやゴールを持った異なる分野の専門家が協力し、大きな結果を出すことを意味します。お互いの考えに共感し、繋がることが大切です。

    コレクティブ・インパクトの共通認識
    1. 共通のアジェンダ (Common Agenda)
    2. 評価システムの共有 (Shared Measurement)
    3. 互いに強化し合う活動 (Mutually Reinforcing Activities)
    4. 継続的なコミュニケーション (Continuous Communication)
    5. 活動を支えるバックボーン組織 (Backbone Organization)


    共通するビジョンを達成されるために、多様な強みを持つ個人や団体が上記5つのアジェンダに共感し、連携することが求められます。今回は特に企業が成長するために必要な「互いに強化し合う活動」「継続的なコミュニケーション」について見ていきましょう。


    強みを活かす「互いに強化し合う活動」とは

    コレクティブ・インパクトは同じビジョンや目標を持って集まる集団を形成することができます。全ての参加者が個々の強みを活かし、活動や取り組みを相互に補完し合える状態が求められる関係性とも言えるでしょう。これにより互いの強みを掛け合わせ、さらに大きな力を発揮することが目的です。

    「継続的なコミュニケーション」で企業・組織の枠を超える

    ここでは全ての参加者が信頼関係の構築に向けて、共通認識を持つ必要があります。「継続的なコミュニケーション」とは、さまざまな分野から集まる集団がオープンなコミュニケーションを取れている状態です。持続的なコミュニケーションは互いのモチベーションを創り出し、目標達成意識が向上させます。また互いの功績が公平に扱われる効果を生み出します。

    今回注目する企業はApple

    Appleの歴史は1976年から始まります。誰もが知っているスティーブ・ジョブズにスティーブ・ウォズニアック、ロナルド・ウェインを加えた3人が、共同で「Apple Computer Company」を創業したのが始まりです。最初に開発されたのは「Apple Ⅰ」という、世界で初めてキーボードとディスプレイを一体化したコンピューターが作られました。

    現在では「iPhone」や「MacBook」など大人気商品があるAppleも「Apple III」を販売した際は商品の欠陥や極度の販売不振に陥りました。また「iPhone」が開発された当初、アイディアはあるが製造技術に乏しかったAppleの本国アメリカでは、台湾の工場に製造元を移しています。このようにとても大きな会社でさえ、いろいろな歴史を持っているのです。


    ジョブズの退任と復帰

    1985年、「Apple III」の失敗や経営不振によりジョブズは一度Appleを追放されました。退職後、ジョブズはNeXT Computerという別の会社を創業。その後もAppleの経営不振が続き、次期OSを外部に求めることになり、ジョブズが再び打診されました。この話を受けたジョブズは、新しく作った会社で開発したOS、OPENSTEPをApple首脳陣に売り込みます。

    Appleはこれを採用すると共に1997年にNeXT Computerを買収。この買収を受けてAppleに戻ったジョブズは、1997年9月より暫定CEOに就任しました。Appleの製品ラインナップはここからまた再建され、「iPad」や「iPhone」など爆発的な人気を呼ぶ商品が開発されます。

    Appleの新たな取り組み

    現在Appleが力を入れているのは定額制サービス(サブスクリプション・サービス)です。この分野で成功しつつあるAppleを株式投資家がかなり評価し、株が上がっている現象まで起きています。ジョブズが亡くなって以来、独創的な商品が生まれていなかったAppleもこれらのサービスを通して利益を伸ばしています。

    どこにコレクティブインパクトがあったのか

    Appleは人気商品がたくさんあるため、Apple独自にさまざまなアイディアや商品を生み出していると思っていませんか?実はAppleでさえ、ユーザーから他業種企業に至るまで、いろいろな組織とつながって成長しています。共感し合うことはどんな企業の成長にも不可欠です。

    企業とユーザーの価値共創を求める企業文化

    Appleの商品といえば、商品の技術や質の良さで人気があるように見えますが、企業は特にユーザーとの関係性を大事にしています。やはり商品だけでは共感を得ることはできません。ただ商品を売るのではなく、企業とユーザーが価値共創することで継続的なコミュニケーションを取っているのです。

    自社に拘らず、より生産性のある海外企業が製造を担当

    実は「iPhone」の製造の多くは本国ではなく、台湾の鴻海精密工業が提供する電子機器受託製造サービス(EMS)を利用してきました。EMSは「Electronics Manufacturing Service」の略で、自社で生産設備を持たない「ファブレス企業」から製造工程を請け負うサービスです。

    鴻海にはiPhoneやiPadのような大きな需給変動がある商品に合わせ、品質の高い製品製造をする対応力があります。アップルの高いデザイン力と、鴻海が持つ高い受託製造技術の組み合わせによって、iPhoneは年間2億台ものヒット製品になったのです。Appleが自社に拘っていたら、ここまでのヒットは起こらなかったかもしれません。

    Appleから学ぶスタートアップが活かせるポイント

    先ほど取り上げたiPhone製造については、正しく強みを活かし合う関係だと気づいていただけましたか?コレクティブインパクトとはこのようにお互いに別の分野で強みを持つ組織が協力し、共に成功することです。

    どちらも協力関係になければ、世界的な有名企業になっていなかったかもしれません。他には次のようなことをスタートアップに活かせます。

    共感を増やすための取り組み

    企業とユーザーの価値共創というワードがあったように、やはり何かに取り組む上では一方通行の関係ではいいものは生まれません。共に作り上げるということが大切です。

    想いへの共感や価値観の共感は、その初めの一歩になるのではないでしょうか。スタートアップはこれから大きくなる組織だからこそ、共感しあえる仲間を作っていきましょう。

    「Apple」から学ぶコレクティブインパクト

    いかがでしたでしょうか?今回は前回の「Airbnb」に続き、「Apple」を取り上げて成長ストーリーを見ていきました。コレクティブ・インパクトは、実はいろいろな企業が既に取り入れている考え方です。今後この考え方がより浸透していけば、個人・組織関係なく取り入れやすくなります。

    共通のビジョンや目標を持ち、互いに共感し合えれば、繋がりもまた強くなることでしょう。まずはどの企業がどの分野にコレクティブ・インパクトを取り入れているのかを知ることが大切です。そうして少しずつ自ら取り入れられる分野を見つけましょう。

    個人からスタートアップ、企業に至るまで、たくさんの人が想いに共感する集まりは大きな力を発揮します。コレクティブインパクトを取り入れ、共感し合える仲間と目標を成し遂げていきませんか。

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