


投資方法として欧米諸国では主流の株式投資型のクラウドファンディングですが、日本でも2015年以降注目の投資方法として広まりつつあります。購入型クラウドファンディングのように製品、サービスのローンチに関わる資金調達とは異なる、株式が関わるクラウドファンディングについて、今回は国内ナンバー1の実績を誇るFUNDINNOについてご紹介いたします。
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クラウドファンディングにおいて購入型のクラファンは一般的に知られていますが、そもそも「株式投資型クラウドファンディング」とはどのような型のクラファンでしょうか?
株式投資型クラウドファンディングは、実は欧米では主流な投資方法のひとつです。投資家がベンチャー企業へ非上場の企業の株式発行を通じ資金調達を行う仕組みです。日本国内では、2015年5月に金融商品取引法改正の中に株式投資型クラウドファンディングの制度に関する整備の内容が組み込まれました。同年、2015年に日本国内でも日本初となる株式投資型クラウドファンディングサイトが設立され、今では国内でも投資先として広まりつつあります。
FUNDINNO(ファンディーノ)とは、株式会社クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディングサイトです。2015年5月に日本国内では初となる「株式投資型クラウドファンディング」として創立され、現在では国内取引ナンバー1を誇るクラウドファンディングサイトとして知られています。
国内ナンバー1の取引量と投資家数
FUNDINNOは、日本国内で初となる株式投資型クラウドファンディングサイトとして設立されて以降、国内ナンバーワンの取引量と投資家を誇るクラウドファンディングサイトとして利用されています。FUNDINNOへ登録している投資家は2021年時点でおよそ87,000人以上にもなり、この数字は日本国内の株式投資型クラウドファンサイト中ではずば抜けて多い数字となります。
圧倒的な実績数を誇るし
国内ナンバー1の取引量と登録する投資家の人数の多さが特徴であるFUNDINNOは、その取引量と投資家人数の多さから、日本国内の株式投資型クラウドファンサイトの中で圧倒的な実績も誇っています。成約件数は2021年11月の時点でおよそ220件、累計の成約金額もおよそ72億円以上にものぼります。
また、目標金額に対する資金調達の達成だけでなく、発案者であるスタートアップ企業やベンチャー企業の株式を第三者へ売却する「イグジット案件」の発生や、実際に上場した企業の実績もあります。
手数料と仕組みは?
FUNDINNOでは、「株式投資型」と「新株予約権型」の2種類の仕組みがあります。「株式投資型」は対象となる投資家の人数も多くエンジェル税制の利用が可能な仕組みです。また、出資の形態は「All or Nothing方式」となっており、目標募集金額が達成された場合のみに投資できる仕組みとなっています。つまり、目標募集金額に達しなかった場合は案件が不成立となり投資家は投資ができなくなります。ただし、目標募集金額に達することができずに案件が不成立になった場合でも実費で使用した審査料などの返金は行なわれないので注意が必要となります。
クラウドファンディング立ち上げ
【審査料 税込11万円】
クラウドファンディング成立時
【株式・新株予約権の発行価格の総額 税込22.0% 相当額】
2回目以降
【総額 税込16.5% 相当額】
成立後
IR情報やシステム利用、サポート利用料など
【毎月 5.5万円】
補足:エンジェル税制とは?
スタートアップやベンチャー企業への投資促進の為に、投資した個人投資家に対して税制上の優遇措置を行う制度のことです。エンジェル税制には設立年数などにより「A」「B」の2種類の優遇措置があります。控除の対象金額や投資金額の上限などが設けられています。
専任担当者によるフルサポート
FUNDINNOでは、公認会計士や税理士など専門家が多数所属しています。プロジェクト立ち上げ時には、専門の担当者が事業のヒアリングや事業計画策定、資金調達達成後の株主の管理やIR情報のサポートなどトータルでサポートしてくれます。その為、初めて株式投資型クラウドファンディングを立ち上げる人や、専門的な知識がない人でも安心して資金調達の募集をすることが可能です。
FUNDINNOでは、主に医療、IT、アグリテック、フードテック、スポーツ、ブロックチェーン、ロボットなどのジャンルでの案件が多くあります。
1社あたりの年間で募集可能な金額の上限は1億円という規定があり、募集の開始までおよそ3週間、資金調達は最短で3ヶ月で調達が可能になります。1億円規模の事業で「経営権は自身で持ちたい」「資金調達から応援してくれる人が欲しい」「成立後もサポートが欲しい」などを考えている人はぜひ検討してみるとよいでしょう。
成功事例①琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社
設立:2018年2月
目標募集金額:10,000,000円
調達金額:22,500,000円
URL:https://fundinno.com/projects/105
琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社は、沖縄を本拠地とする2018年に設立した日本の卓球のリーグである「Tリーグ」に所属するプロ卓球チームの「琉球アスティーダ」の運営や卓球バル、教室、物販ECサイトの運営を行う企業です。ファン株主を中心とした運営でプロスポーツチーム初となる上場を目標とし案件が立ち上がりました。「レジャーとしての卓球」「スポーツとしての卓球」の認知拡大のため、実際に卓球ができスポーツ観戦も楽しめる卓球バルの運営・拡大や卓球教室の運営を行い、収益拡大により最終的には世界進出を目指しました。目標募集金額は1千万円でしたが、調達金額はおよそ2千万円以上の調達に成功し、TOKYO PRO Marketへの初の上場となりました。
成功事例②株式会社ハーバルアイ
設立:2018年2月
一回目
目標募集金額:10,000,000円
調達金額:22,500,000円
URL:https://fundinno.com/projects/16
二回目
目標募集金額:7,500,000円
調達金額:29,950,000円
URL:https://fundinno.com/projects/127
株式会社ハーバルアイは、漢方をベースとした医薬品、サプリメントなどを販売するECサイト「漢方生薬研究所」やドラッグストアを運営する企業です。資金調達の募集は2回実施しています。募集では、予防医療や体質改善に特化したAIを活用したDNA解析を用いた製品の開発を目標としています。また、越境サービスの拡大やグローバル展開も考えており、一回目、二回目ともに目標募集金額を達成する資金の調達に成功し、初となるイグジット案件となりました。
成功事例③最新のAI技術を用いた「車移動の無料化」
設立:2018年2月
目標募集金額:16,000,000円
調達金額:50,000,000円
URL:https://fundinno.com/projects/32
株式会社nommocは、最新のAI技術を用いた移動型の広告メディアという今までにない市場に挑戦するための資金調達の募集を開始しました。最新のAI技術を用い、スマートフォンアプリとデジタルサイネージを連携させ、フリーペーパーのような「移動無料化」を掛け合わせたサービスの展開で新たな時代の設計を目指したプロジェクトとなっています。目標金額に対し倍以上の資金の調達に成功し、イグジット実績もある企業です。
いかがだったでしょうか?
クラウドファンディングには購入型だけではなく、社会貢献や各団体、課題への支援を目的とした支援金の募集にも利用可能です。ぜひ、自身目的に合ったクラウドファンサイトでプロジェクトを立ち上げ、目標の達成を目指しましょう!
私たちR-StartupStudioでは、自分のスキルを活かしてわくわくすることを始めたい人を応援しています。
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