


いま新たな経済のカタチが注目されています。
その名も「アイドルエコノミー」です。
アイドルと聞くと、歌って踊れるAKB48のような、人気タレントを想像するかもしれません。
しかし、アイドルエコノミー(idle economy)の「アイドル」は、「使用されていない」「空いている」「遊んでいる」という意味を持ちます。
アイドルエコノミーとは、使用されていない場所・使用されていない時間・使用されていない能力など、”使われていないリソース”を上手く用いて、新しい経済的な価値を生み出そうという概念のこと。
今回は「アイドルエコノミー」について、注目されている背景や、実際の事例を用いてご紹介していきます。
それでは、もう少し詳しく解説していきます。
アイドルエコノミーは、
・アイドル=”使用していない”
・エコノミー=”経済”
この2つの造語で、経営コンサルタントとして活躍する大前研一氏が提唱しています。
大前氏がこのような発信をしています。
シェアの概念も変わりつつある。 それが、空きリソース(idle)を、必要としている人とマッチングさせるアイドルエコノミー(idle Economy)だ。
現代では「シェア」の概念が普及してきており、都会ではシェアハウス、カーシェアリングなどが流行っています。
当初、シェアは「自分が所有しているモノを第三者と共有する」という概念でした。
一方、アイドルエコノミーは、「共有」というイメージよりも、「空きリソースの有効活用」というイメージが合っています。
空いている時間・空いているスキル・空いているスペースなどを有効活用し、本来得ることができなかった新しい価値を生み出すのが、アイドルエコノミー です。
では、実際にどのような「アイドルエコノミー 」の事例があるのか、日本でも知名度の高い5つのサービスを紹介します。
・Uber Eats
日本でも知名度の高い「Uber Eats」
好きなレストランの料理を玄関先まで運んでくれるサービスです。
従来なら、企業であるUber Eats側が、宅配の人員を自社で用意する必要がありました。
しかし、Uber Eatsで宅配するのは一般人です。
一般人の、使用していない時間と、使用していないスキル(配達のための運転など)を使います。
この2つのアイドル(使用していないリソース)を用いて、新たな価値を生み出しているのがUber Eatsです。
https://www.ubereats.com/ja-JP
・Airbnb
日本でも登録数が増えてきている「Airbnb」は、サンフランシスコに本社を置く、宿泊施設の貸し出しサービスです。
新しいのは、たんなる宿泊先の紹介サービスではなく、一般人が所有している民家を貸し出しています。
オーナーは使用していない民家をサイトに登録し、宿泊者はサイトから自分が泊まりたい民家を選びます。
オーナーは、使っていなかった場所をお金に変えられ、宿泊者は、個人同士のやりとりなので普通にホテルや旅館を取るよりも安く、宿泊施設を見つけることができます。
このように使用していない場所(民家)を用いて、新たな価値を生み出しているのがAirbnbです。
https://www.airbnb.jp
・akippa
都会になるほど高騰する駐車料金。
「akippa」は、個人宅などの空いているスペースを駐車場に変えられるサービスです。
オーナーはスペースを登録し、駐車場を利用したい人に提供することで、空きスペースを有効活用でき、利用者は普通の駐車場に停めるよりも圧倒的に安い金額で利用できます。
https://www.akippa.com
・ラクスル
チラシや名刺などを印刷できるネットサービスです。
「ラクスル」は自社で設備を持たずに、全国の工場と提携し印刷を行なっています。
小さな印刷工場では、印刷機が常に稼働しているわけではないので、使用していない時間に安く印刷を引き受けてもらっているため、利用者にも安価で商品を届けることができます。
https://raksul.com
・クラウドワークス
「クラウドワークス」はオンラインで仕事の依頼ができたり、受注したりすることができるマッチングサービスです。
いま、フリーランスという会社に属さずに個人で仕事を受けている人や、社員に副業を認めている会社が増えてきています。
「クラウドワークス」では、ワーカー(受注する人)の使用していない時間と、使用していないスキルを提供することで、依頼者から報酬をもらうことができます。
依頼者は企業に仕事を頼むよりも安い金額で外注をすることができます。
このようなオンラインでの業務委託のサービスのことを「クラウドソーシング」と呼び、日本でも多くの人が利用しています。
https://crowdworks.jp
先ほど紹介したアイドルエコノミーの事例に共通するのは、空いている時間やスペースをお金に変えることができたり、通常よりも費用を安く抑えることができたりするなど、「消費者」「オーナー」「企業」など、サービスに関わる全ての人が得をする仕組みになっていること。
そして「使われていないリソースを有効活用するサービス」を提供するスタートアップが、現在どんどん増えており、業績を伸ばしています。
これまでの産業の形は、モノを作り出し販売するという流れがほとんどでした。
しかし、人の地球に対する環境意識が近年向上しており、大量生産・大量消費を脱却しようとしている世界情勢があります。
シェアの概念が世界的に認知されたいま、新たに商品を作り出す産業よりも、空いているリソースを共有し、新しい価値を生み出すことに注目が集まっています。
R-StartupStudioでは、スタートアップスタジオという次世代のスタートアップの支援の仕組みを提供しています。
異なる領域・スキルを持った人が、自身の得意分野で力を出し合い、プロジェクト単位で関わることにより、より大きな事業を次々と作り出すことが可能に。
「アイディアを持ちスタートアップをしたい方」と「スタートアップのサポートを行いたい方」のマッチングを行っています。
この「スタートアップのサポートをしたい方」は、まさにアイドルエコノミーを活用しており、自分の空いている時間や、能力を使い、新たな価値(スタートアップ)を生み出しつつ、対価という形で還元しています。
これだけ見ると、他の仕事を受けれるサービス(クラウドソーシング)と同じに見られるかもしれません。
しかし、R-STartupStudioの仕組みと、クラウドソーシングの仕組みには1つだけ大きな違いが。それは、そこに「共感があるか?」を大事にしていること。
クラウドソーシングでは、依頼者が仕事を依頼し、ワーカーは自分ができる分野なら応募するという流れ。「依頼人」と「請負人」という主従関係にしか過ぎません。
一方でR-STartupStudioでは、「そのプロジェクトに共感できるか?」を大事にしており、たんなる仕事の請負ではなく、もう一歩距離感の近いところで「一緒にプロジェクトを成功させたいという思い」を持ってくれる方と一緒に仕事をしたいと考えています。
なので、納品して終わりではなく、最後までプロジェクトの進捗を共有し、プロジェクトメンバーの一人であり、仲間として参加してくださる方を募集しています。
あなたの持つ「空いた時間」「空いた能力」をスタートアップの支援という形で、若い世代の支援に使っていただけませんか?
もちろん、空いている時間だけで結構です。仕事のスキルでなくても、人の紹介や、僕らの活動を広めるという関わり方でも大丈夫です。
お力を貸してくださる方は、下記のLINEにメッセージをお願いいたします。
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私たちR-StartupStudioは、「日陰を照らす太陽となれ」という理念のもと、自発的に与え高め合う革新的な文化の創造を進めています。
異なる領域・スキルを持った人が自身の得意分野で力を出し合い、プロジェクト単位で関わることにより、より大きな事業を次々と作り出すことが可能に。
そして、いま世界が抱える様々な社会課題を解決していくために、7年間で2000のイノベーティブなプロジェクトを創出することをミッションとし、様々なスタートアップの支援をおこなっています。
“アイディアを持ちスタートアップをしたい方”と“コミュニティーに参加して共にスタートアップのサポートを行いたい方”のマッチングを行うことで、創業時のハードルとなる「知識」「経験」「技術」などを補い、スタートアップをより身近なものにしていきます。
・自らのアイディアを元にスタートアップを目指している
・今持っている知識や技術をスタートアップに用いたい
・将来的にスタートアップを立ち上げる為に、実際にサポートをしながら学びたい
・最先端のスタートアップで活動してみたい
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今スタートアップの業界でアイドルエコノミー を利用した事業が続々と誕生しています。利用者にも、企業にもメリットをもたらすアイドルエコノミー について解説します。