


時代の流れとともに、近年は時代に基づいた新しいデザインや開発が注目されています。1997年にインターンのシステムが取り入れられるようになってから、学生は会社の知識を基に起業する、または起業を意識する人が増えてきました。
身近な疑問や未来の社会をより良くしたいという思いから、大学生の起業は更に活発化しています。
では大学生での起業を成功させた人はどんな特徴があるのか、また学生のうちに起業することのメリットは何なのかを見ていきます。
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大学在学中に起業を試みて成功した人には、現在多くの場所で名前を聞く起業家となった方や名高い会社に成長させた方までたくさんいます。どのように大学生を過ごし、起業に至ったのでしょうか。ここでは5名の方を紹介します。
株式会社LDH(旧ライブドア): 堀江貴文
ホリエモンの愛称で親しまれる堀江氏ですが、学生起業家として有名な例の1つです。堀江氏は東京大学在学中にプログラマーのアルバイトをしていました。その後アルバイトの仕事を辞めることになるのですが、「月給70万円出すので会社に残って欲しい」と言われる程の凄腕プログラマーだったそうです。
1999年に堀江氏は自分の才能を生かして、WEB制作を行う有限会社オン・ザ・エッヂ(現:株式会社ライブドア)を設立しました。たくさんの有名会社のWEB制作や運営の事業を行うことで売り上げを伸ばし、ライブドアの買収に成功しました。
株式会社QuizKnock: 伊沢拓司
様々なクイズ番組に出演していた中でも、特に東大王のレギュラーとして有名な伊沢氏も学生のうちに起業しました。伊沢氏は東京大学でも1番難関の経済学に進学していました。その後は研究者になるために大学院に進学しましたが、他にもできる人はいっぱいいることを知り、大学院を退学してQuizKnockを起業することに至りました。
現在はYouTubeの動画配信や本執筆を行ったり、QuizKnockのメディアを運営したりしています。主にクイズを題材として活動を行いながら、本人がクイズで勉強してきたように教育の事業に携わっており、「楽しいから始まる学び」をテーマにQuizKnockは子供の教材に活かせるように活動の幅をさらに広げています。
dely株式会社: 堀江裕介
料理サイト「クラシル」の創設者の堀江氏も有名な学生起業家の1人です。慶應大学の在学中にキャリア教育の授業で、堀江氏(株式会社ライブドア)や川上氏(株式会社ドワンゴ)の起業の話を聞き、大きな印象を受けました。それからはウェブサービスのインターンをしていました。
そんな中で、堀江氏は起業家やベンチャーキャピタリストと知り合い、本人のビジネスモデルを相談したところ起業を勧められて2014年に起業しました。
当初はフードデリバリーの事業を展開していましたがうまくいきませんでしたが試行錯誤を繰り返し、2015年にメディア事業に方向転換したところビジネスが成功しました。
デリバリーサービスの失敗が料理動画のメディア事業の方向転換への発想を生みました。需要がある方向への発想転換は、起業の成功へ欠かせない発想の1つだと堀江氏からわかります。
Facebook: マークザッカーバーグ
SNSのツールの1つとして、Facebookを知らない人はいないでしょう。Facebookの創業者であるザッカーバーグ氏は、大学生のうちに起業しました。
当初は今のような世界的なSNSではなく、ハーバード大学で他の同級生のリストを確認できるプラットフォームでした。後に他大学からも注目を浴びて要望が増え、米国内の大学で流行りました。この間に他のプラットフォームも取り組んでみましたが、最終的には今のFacebookの形へと至ります。
その都度、人々から必要とされているニーズに応えたサービスへ柔軟に対応することが、起業の成功の鍵の1つだということがわかります。
ソフトバンクグループ株式会社: 孫正義
携帯会社の代表的な会社の1つとして有名なのがソフトバンクグループです。
孫氏は高校を中退して、アメリカのカリフォルニア州のホーリーネーム大学に在学していました。在学中のアルバイト時に、「アルバイトではお金は稼げないので、発明してお金を稼ごう」というのが起業のきっかけです。
その後、孫氏はカリフォルニア大学バークレー校の経済学部に編入し、自動翻訳機を開発してシャープに1億円で売却するといった功績を残しています。またその1億円を元手に、ソフトウェア会社の「Union World」を設立し、日本から輸入したインベーダーゲーム機をアメリカで販売しました。
卒業後はユニゾンワールドを設立し、そして今のソフトバンクへと至ります。孫氏のモチベーションの高さと諦めない心が、起業への大きな道の一歩となっています。
社会で経験を積んでから起業をする人が多いですが、学生のうちに起業するからこそのメリットもあります。
大学内で起業の支援サポートや情報を受けることができる
近年は大学内で起業のサポートを行う組織があります。学生は企業とのマッチングや会計・法務などのスペシャリストの紹介など、スタートアップの支援を受けられます。他にも、学生のスタートアップコンテストを開催し、入賞者には事業化のサポートをしています。
また学生だからこそ、より専門的な知識がある教授に話を伺ったり、図書館の本を活用したりすることができます。大学内のみで様々な場所から情報を得られることができます。
失敗のリスクも成功の1つになる
学生のうちの起業のリスクは比較的少ないといえます。もちろん失敗のリスクはあるものの、失敗して失うものは少なく、自分の将来の経験の1つとなります。失敗から得られる知識と自己分析は、就活時に企業からの評価として利用できます。
起業のみに収まらず、その後の新卒・第二新卒としての道も選ぶことができるのは心の持ちようとしてもとても大きいです。起業の成功のみが結果ではなく、失敗も成功の1つになるのはとても大きなメリットになります。
起業への時間を確保することができる
1度会社に就職すると、企業は副業の一部として時間を取ることが難しいです。しかし学生のうちは比較的空いている時間も多く、起業への時間を費やすことができます。また、同じ学校内の学生同士での企業だと構内で起業のやり取りができるので、場所と時間が確保できます。
スタートアップは最初の勢いと多くの時間の活用が鍵となります。社会人より学生の方が起業に取り組める時間が多いのは大きなメリットです。
日本で学生のうちに起業する人が近年増えてきました。学生のうちに起業することは早いという考え方はなく、過去にも実際に有名な人たちが学生のうちに起業して成功しています。
さらに学生のうちに起業することのメリットは社会人に起業するよりも多く、若者ならではのアイディアも多く生み出すことができます。少しでも挑戦してみたい人や、自分で未知の世界を切り開いてみたい人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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近年は時代に基づいた新しいデザインや開発が注目されていますが、 身近な疑問や未来の社会をより良くしたいという思いから、大学生の起業は更に活発化しています。ここでは、大学生での起業を成功させた人はどんな特徴があるのか、また学生のうちに起業することのメリットは何なのかを見ていきます。