「宇宙元旦」という言葉をご存知でしょうか?
スピリチュアルの用語で有名なものですが、この言葉は一体いつからあるのか気になりませんか?
また、この言葉を調べていると、元々は誰が言い出したものなのか気になっている人も多いようです。
これについて紐解いていくと、西洋占星術やマヤ暦、旧暦や宗教に関係していることがわかりました。
そこで、今回は宇宙元旦の由来についてご紹介します。
「宇宙元旦」という言葉はいつからある?
この言葉がいつからあるのか、Googleトレンドという過去の検索履歴がわかるもので検索してみました。
そうすると、一番最初は2012年。
その後に2015年に調べられていたことがわかります。
このグラフを見る限り、盛んにこの言葉が認知され始めたのは2019~2020年頃でしょうか。
割と最近の言葉なのよ。
それでは、最初にこの言葉を作ったのは誰なのでしょうか?
宇宙元旦は誰が言い出した?
この言葉を作ったのは、占星術師のKeikoさんだと言われています。
一般的な「元旦」は1月1日を指して使います。
しかし西洋占星術の考え方では、太陽が12星座の最初の牡羊座に入る春分の日を「宇宙元旦」と呼び、この日が新しいサイクルの始まりであるとしてます。
エネルギー的に新しい季節、年になるという考え方ですね。
スピリチュアルの世界では、新しい可能性やチャンスに満ちた日と考えられているのです。
宇宙のエネルギーに乗って、自分の夢や目標に向かって一歩を踏み出してみましょう。
宇宙元旦の由来はマヤ暦や旧暦、宗教?
「宇宙元旦」はKeikoさんが作った言葉と言われています。
しかし、実は春分の日を始まりとする考え方は古くからありました。
ここでは、その由来について3つご紹介します。
由来1:マヤ暦
まずは、マヤ暦が由来になっている説です。
マヤ文明は、農業を中心とした社会であり、自然のサイクルや季節の変化が生活に大きな影響を与えていました。
マヤ文化では、春分や夏至、秋分、冬至などの太陽の動きや季節の変化を祝う祭りや儀式が行われており、特に春分は新しい生命や再生を象徴する重要な時期とされていたんですね。
由来2:旧暦
旧暦における春分の日は、「始まり」という意味があります。
旧暦では、春分の日を正月としていた時代がありました。
春分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈む日で、昼と夜の長さがほぼ同じになります。
この日は、自然のバランスがとれていると考えられ、新しいサイクルの始まりとされていたのです。
由来3:宗教(仏教)
また、春分の日は、仏教の行事である「彼岸会」の中日でもあります。
彼岸会(ひがんえ)とは、春と秋の2回行われる仏教の法会のこと
彼岸会は、先祖の霊を供養するために行われるもので、春分の日は、この世とあの世の境界が曖昧になるとされる日です。
少しスピリチュアルっぽい考え方よね!
この日に、お墓参りやお彼岸のお供え物をすることで、先祖の霊との縁を結ぶと考えられていました。
したがって、宗教的な意味でも、春分の日は「始まり」とされていたというわけです。
あとがき
「宇宙元旦」と聞くと、スピリチュアル用語で怪しいと思う人もいる一方、由来を紐解くと、様々なところで「春=始まり」と考えられていたことがわかります。
入学式や入社式がキリのいい1月1日ではなく、春に行われるのも、日本人が潜在的に春が始まりだと感じているからかもしれません。
2024年の宇宙元旦がいつなのか、またスピリチュアル的な意味を詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
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